ギャンブル依存の家族

ご家族はさまざまのことをやってきたと思います。どれもこれもうまく行かず途方にくれてきた事でしょう。本人の借金の返済に追われたり、何回となく嘘をつかれて騙されたり、数えきれないほど「もうやらない」という契約書を書かせては破られたりしたことと思います。

借金を返済すれば、仕事をきちんとすれば、結婚をして家庭を作れば、子供を作れば、離婚をすれば、気晴らしやストレスを発散をうまくすれば・・・など、ありとあらゆることを試してみたでしょう。しかし、どれもこれもギャンブルを止める事はできなかったと思います。

それは本人がギャンブル依存(強迫的ギャンブラー)になってしまったからです。ギャンブル依存は意志をコントロールできなくなってしまう病気です。

ギャンブル依存は、どんな事をしても、きちんとした対処をしないと回復できない問題です。

家族は支え手を止め、本人の問題を本人へ返す

本人がギャンブルという、いわば神様を手放す決心をしないと何も始まりません。ギャンブルによって生きることがどうにもならなくなって、自分は無力であると認める事からギャンブル依存症の治療は始まるのです。

繰り返しますが、大事なのは本人を支える全てのものを無くすことで、ギャンブルのための借金やその他の問題にぶつかり、にっちもさっちもいかない状況に追い込まれないと、本人は自分の「無力」を認めることができないということです。

多くの家族は依存と知らず、結果的に本人を支えてきたと思います。これからは、家族はその支え手を止め、本人の問題を本人へ返していく事が大切です。その時に初めて本人は自分の本当の問題と向き合わざるを得なくなり、回復のチャンスが開かれていく可能性が出てきます。あくまでも可能性です。

医者も、カウンセラーも、家族も、誰も、本人のギャンブルの問題を解決する事はできません。
それが可能なのは、本人だけです。

家族ができることは、ギャンブル依存について学び、自分の問題に取り組む以外に何もできません。家族も本人に対して無力なのです。

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