Staff Blog

2020.10.23

イネイブリング

横浜市の家族教室に助言者として参加しました。

クラフトという家族のプログラムを学ぶ日で、今日のテーマは

「イネイブリング」でした。

イネイブリングはギャンブル依存症のことを知らない無知と

家族の信じている家族観が大きく影響していると思います。

知らない知識は学べばよいのですが、簡単には家族には入りません。

なぜなら家族考えている常識や普通とかの枠に入らないのが

ギャンブル依存症だからです。

私たちの常識や普通を超えており、理解できない存在なのです。

ですから、ギャンブル依存症を勉強すると私たちの価値観が逆転することが

多いのです。

例えば、家族なら助け合うのが普通を思いますが、

助けるとこの病気は進行するのです。

また、家族は借金を返せば何とかやり直してくれると思いますが、

借金を返すと病気は進行するのです。

このように私たちの常識や普通がことごとく覆されます。

この病気と出会いと家族の価値観の転換を迫られます。

2020.10.23

オレオレ詐欺

ギャンブル依存症者は本物のオレオレ詐欺師です。

なぜなら、家族を嘘をついてお金を引き出すことしか

考えていないからです。

実際にオレオレ詐欺をして捕まった人もいます。

昨日はそんな人の裁判を傍聴しましたが、

いうのもなんですが、とても実直で気の小さな人に見えましたが、

留置所に長い間いる間に精神を病んでしまったようで、だいぶ精神薬を

飲んでいる様子でした。

多くのギャンブル依存症の人は、本当に良い人でまじめな人が多いです。

彼もそんなまじめさを感じます。だから鬱になったのだと思います。

ギャンブル依存症の病気は怖いものです。

こんなまじめで良い人を犯罪者に変えてしまいます。

私たちの施設に来る人もみんなよい人で犯罪を犯しております。

2020.10.16

やさしさと思いやりが依存症を進行させる

 ギャンブル依存症の人は、人の愛を食べて生きております。

優しさや思いやりは本人の回復にはなりません。

みしろ病気を進行させます。

ギャンブル依存症を通して、本当の優しさとか思いやりとは何なのか考えさせられます。

思いやりややさしさの2乗は「あなたの為に」と言われて、断ることができません。

時に押し付けになり、本人の主体性を奪っていきます

本当の優しさとか思いやりは、本人の気持ちの寄り添うものでないといけないのでは。

2019.07.12

肯定することの大切さ

 人は自分を否定的に評価されると「なにくそ!」と負けん気を発揮して頑張れる強い人もいますが、弱い人は下を向いてエネルギーをなくしてしまいます。そんなことは強い人には理解できないことで、何で頑張らないのだろうと思います。弱者や疲れている時には、労いと肯定されることが次のエネルギーになります。

はじめて相談にいらした方は、散々いろいろなことをやってどうにもならなくて相談に来ていると思います。そんな時にそれはデメです、正しい対応はこうして下さいと言うだけでは、家族は感情的に受け入れられません。家族なり間違ったことかもしれませんが、一生懸命にやってきたことを否定されるのではなく、労い肯定してもらえるとエネルギーが出るのではないでしょうか。

家族は散々本人に振り回されて、弱り切っているのです。そんな時には間違ったことかもしれませんが、全部受け入れて肯定してくれる人が必要です。

2019.07.05

新聞記事

 6月は新聞にホープヒルの記事が掲載されました。

6月5日日本経済新聞夕刊、18日東京新聞にそれぞれ掲載されました。

6月22日に東京新聞がホープヒルで回復した人の体験談を取材に来ました。

近々掲載されると思います。

2017.10.14

ギャンブル依存症者は二重人格

 ギャンブル依存症の家族の方は、依存症の息子は「ギャンブルさえしなければとても良い子なのです」ということを良く言います。実際にハウスホープヒルに治療に来ている本人たちを見ていると、とても良い人なのです。しかし、彼らとミーティングを重ねて彼らたちの内面を見ていくと、良い子のフリをしているだけで実は心の中に闇の自分を隠し持っています。

彼らは良い子で普段自分の感情を抑圧しておりますが、良い子を演じているだけで、「はい!」という言葉の裏で心の中で「ふざけるな!」と相手を裁いております。借金を返済してくれる親に「ありがとう」と言いながら次のギャンブルや借金のことを考えております。小言を言われている時に、心の中で「早くやめにしてくれよ」を思っております。

彼らの病気の進行が進むとこの二重人格はさらに悪くなります。家族は本人のそんな態度に何か違和感を感じて「のほほん」としていることに理解できません。いつも心の中は最高裁判所の裁判長なのです。病気の進行と平行して二重人格ぶりはひどくなります。別な言い方をするとごう慢で自己中な性格がひどくなります。しかし、仕事は熱心で職場ではとても評価が良いのです。

彼らの二重人格ぶりは、ギャンブルと同じに自分を守るための自己防衛ですが、いずれ人間関係や仕事を失い孤独になり、いずれ破たんしていきます。

人は誰でも二重人格的なものは持っておりますが、それが極端になってしまい生き難くなってしまうのがギャンブル依存症です。回復にはその統合が必要になります。それは本当の自分の感情に正直になり表現することから始まります。

2017.07.02

病気を甘く見ている

 昨日の家族教室のテーマが「病気を甘く見ている」でした。

たくさんの家族や援助者、そして依存症本人と接してきて感じるのは、

この言葉です。

本人含めて周りの人や援助者は、この病気の大変さを理解しているのかと

感じてしまいます。

なぜなら依存症は生き方だから、なかなか変えられないのです。

信仰のようなもので、今まで生きてきた柱や信念です。

そんなものを簡単には手放せないものです。

なじんだ今までの生き方にすがろうとして、

なかなか新しい生き方をしようとは思わないものです。

自分が死んでしまうかどうかの瀬戸際に立たないと。

2017.06.15

引き金

ギャンブル依存症の人がギャンブルを止めていても

再発する時の引き金があります。

大金を手にした時やヒマな時という人が多くいます。

ギャンブル依存症の人がまとまったお金を手にすると、

どうしても増やそうと考えてしまいます。

この考え方がギャンブルに走らせます。

ヒマな時、どう時間を過ごすかとなると

ギャンブルしか頭に浮かばないのです。

忙しい時にはどうかというと、こんなに頑張っているからご褒美に

ギャンブルをします。

要するにヒマな時も忙しい時も、全て頭はギャンブルに結びつく

ようになっているのです。

2017.05.24

親の期待

 次号5月発行の会員向け機関誌64号のテーマは「親の期待と子どもの思い」で現在執筆中で今月中には発行したいと奮闘しております。このテーマで考え始めて「期待とは何なのか?」「親の期待とは何なのか?」と考えましたが、期待という言葉は何か良い言葉と考えておりましたが、よく考えてみるとだんだんと良い言葉には思えなくなりました。

親の期待とは、親に価値観で子どもに対して勝手に夢(ファンタジー)見て押し付けられて、子どもは重くて辛いけど必死に親の期待に応えようと健気な子どもが浮かんできます。ギャンブル依存症や共依存の方の相談を乗っているとそんな良い子だった人がたくさん訪れます。

自分の感情を押し殺して、自分の気持ちよりも回りにアンテナを張り巡らして、回りのニーズに答えて自分よりも回りを優先してしまう良い子。
まさしくギャンブル依存症の人は、親の期待に必死に答えてきた「本当に良い子」が多くいます。

「本当に良い子」は実は演じているのです。依存症者は親からお金を引き出すために親の期待に応えて良い子を演じています。

2017.05.02

正しさは人を傷つける

「親なら、妻なら、子どもなら〜するのが当たり前でしょう!」例えば「親ならこどもに3食きちんと食事を作るのが当たり前でしょう!」

当たり前、正しいことには反論できません。

言う方は、自分もそうやって頑張ってやってきたから、やれない人をみると甘い、やる気ない、馬鹿じゃないかとかしか見えません。

親は勉強できないこどもに「数学はこれ、国語はこれ、社会はこれ・・・・・・しなさい」と的確な指示を出しますが、出来ない子どもは戸惑うばかりです。

「あなたのために言っているのよ!」と言いますが、相手は萎縮するだけです。

なぜならできない自分を認めようとしないし、できない自分の気持ちを聞いてもらえないからです。

人は気持ちを聞いてもらえると勇気が出ますが、正しいことを押し付ける人からは、自己否定しか育ちません。

正しさを押し付ける人は虐待する親と同じで、子どもの頃にそうされてきて自分は頑張って切り抜けてきたのです。

ですから出来ないことは許されないことであり得ないことなのです。やれば出来る、やらないのは怠慢だとしか見えません。

人の気持ちに目がいかないのです。

「あなたのため!」言う人の中には、自分がいつも正しいという傲慢さが潜んでいます。

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